※注意※
村雨とケッコンカッコカリする以前のお話です。「村雨との航跡」というカテゴリー内で続き物のお話を書いています。
- 執務室 -
村雨「遠征艦隊、無事帰投。今回の遠征も大成功です!」ニコッ
僕「お疲れ様!ドラム缶持参の輸送作戦も慣れてきたようだな」ニッコニコ
僕「やっぱり結構大変な感じ…?」
由良(ジー…)←秘書艦
村雨「そうですねぇ、おも~いドラム缶を引っ張りながら隊列を乱さず航行するのが基本ですから」
村雨「慣れるまで大変でした」
僕「うむ…本当お疲れ様。水雷戦隊の練度が向上したことで、今までより多くの資源を獲得できるようになった」
僕「村雨や由良さんたちには感謝してるよ」ウンウン
村雨「うふふ、提督の力になれて嬉しいです♪」
由良(ニッコリ)
僕「ああ、ゆっくり休んでくれ」
村雨「由良さーん!お仕事頑張ってくださいね~!」キャッキャッ
由良「うん。お疲れ様、村雨さん」ニコッ
ガチャッ バタン
僕「よ~しっ!俺も頑張るかっ!」シャキ
由良「……」
由良「提督さん、ひとつ聞いてもいいですか?」
僕「ん、なんだい?」
由良「提督さんって、村雨さんの事が好き…なんですか……?」
僕(ドッキンッ!)
僕「うおっ!? うあああああっ!!!」(椅子から転げ落ちる音)
由良「て、提督さん!?大丈夫ですか!?」シュバッ
僕「おっ俺は大丈夫だ…」ムクッ
僕「すまん、緑茶をこぼしてしまって…」
由良「いえ、私の方こそごめんなさい。こんなに驚かれると思ってなくて」フキフキ…
僕「ふう、さて気を取り直して執務を再開しようか」
由良「はい」
僕&由良(カキカキ…)
由良「……」
由良「で、どうなんですか?提督さん」
僕「……見逃してはくれませんか?」
由良「まぁ気になりますし」
由良「と言っても答えは出てましたけどね…」クスクス
僕「えっ!?それはどういう…」
由良「提督さんってわかりやすいですよね」
僕「違うんだその、いや違う訳ではない。村雨が好きではあるんだけど俺は艦娘みんなが好きという博愛主義のような考えを持っていて普段は和気藹々と過ごし、いざ出撃となれば輝かしい戦果を挙げられるようなそんな艦隊を目指しているんだ」ペラペラ
由良(こんな早口な提督さん初めて見た…)
由良「はい。目標を持つのは大事だと思うし、由良もそれに応えられるように頑張りますけど」スッ
由良「艦娘個人の練度を見ると……村雨さんが頭一つ抜けて高いんですよ」
僕「……」
由良「ね?」
僕「どうかこの事はご内密に…」
由良「いえそんな、みんなに言いふらそうという考えとかはなくて」
由良「同じ四水戦として、村雨さんが関係してるとなるとどうしても気になってしまって……すみません」
僕「いやいいんだ。由良さん相手に隠し通すのは無茶だったようだな」ハハッ
由良「村雨さんのこと、よろしくお願いしますね。由良、応援してますから」ニコッ
僕「えぇ~!? き、気が早いよ由良さぁん……///」
由良「ふふふ、そこでお二人の関係を進展させるいい案を思いついたんです」
僕「え?」
由良「それはですね」ヒソヒソ…
僕「う、うん」
僕(耳打ちする必要ある…?)
由良(ヒソヒソ…)
僕「……」
僕「えええええ!!?」