※注意※
本記事も含まれる新しいカテゴリー「村雨との航跡」では、村雨とケッコンカッコカリする以前のお話を書いていこうと思います!リクエストをもらったことがきっかけですが、村雨に指輪を渡すまでの過程のお話を書いたことはないので、これを機にやってみようと思います!相変わらずの不定期更新ですが、よろしくお願いします!
『提督として着任して1カ月ほど経った頃のお話』
- 鎮守府・廊下 -
僕「えーっとこの書類は~…」トコトコ
僕(ピタッ)
僕「あれ?ここじゃなかったっけ……?部屋の扉すらないぞ!」キョロキョロ
僕「……やっぱり五月雨と来れば良かったか?今から執務室に戻るのも…」ウーン
僕「いや!もう少し探してみるか」
・
・
・
僕「どこだどこだ!?も~!」スタスタスター(小走り)
僕「この書類は急ぎだっけ?う~ん…?」
村雨「~♪」トコトコ
ドンッ!(曲がり角)
僕「うわっ!?」 村雨「きゃっ」
僕「うぅ…」←尻もちをつく
僕「ハッ!? すまない!怪我はないk」
村雨「提督、大丈夫ですか?」ニコッ ←手を差し伸べながら
僕「っ!?」
僕(その時、窓からの光も手伝い彼女から後光が見えるような感覚を覚えた。その可愛らしい姿はまぎれもなく…)
僕「天使だ…」ボソッ
村雨「…? はい?」
僕「ぃいやいやなんでもない。ありがとう…」ギュッ
僕(ドキドキ…)
僕「き、君は…駆逐艦『村雨』だね? 本当に申し訳ない!」ペコリ
村雨「いえいえ♪ 提督に怪我とかなくて良かったです」
村雨「あとこれ、落とされてましたよ~?」スッ
僕「ああすまない……」ドキドキ
村雨「提督?」
僕「実はその~…この書類を任務娘さん?に届けるところなんだが…」モジモジ
村雨「……部屋の場所が分からない感じですか?」
僕「そうなんです…」
僕「あ、案内っ!?」ドキッ!
僕「それはちょっと悪いような…」
村雨「大丈夫ですよ。ここからそんなに遠くないですし」
僕「そうか…申し訳ない……」
トコトコ トコトコ…
僕(ドキドキ…)
村雨「五月雨はちゃんと秘書艦のお仕事、出来てますか?」
僕「あっ、ああ…とても助かってるよ。お互い執務仕事に少しは慣れてきた…かな?」
村雨「いい感じいい感じ♪ あ、書類にお茶とかこぼしたりしてません?」
僕「あー、う~ん何度か…」
村雨「ふふふ。おっちょこちょいなトコもあるけど…あの娘、すごく頑張り屋さんだから」
村雨「これからもちゃ~んとサポートしてくれるはずです♪」
僕「頼りにしているよ。……そうか、村雨は五月雨のお姉さんだったな」
村雨「第二駆逐隊として、姉妹艦の夕立や春雨とも一緒に戦ったんですよ~!」
僕「へぇそうなのか…春雨っていう駆逐艦もいたんだ」
僕「村雨…」
僕「……」ドキドキ
僕「ま、まだ」
村雨「?」
僕「まだ着任したばかりの頼りない提督だけど…その、村雨が早く春雨に逢えるように……」
僕「これからも一緒に頑張っていこうっ!!」
村雨「提督…」
僕「あ、あれ!?なんで急に俺こんな事を… ///」ボソボソ
村雨「うふふ、そうですね…」ニッコリ
村雨「ありがとうございます♪ 提督に負けないくらい村雨も頑張ります!」