※注意※
村雨とケッコンカッコカリする以前のお話です。「村雨との航跡」というカテゴリー内で続き物のお話を書いています。
(艦隊被害甚大!撤退せよ!!)
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- 母港 -
タッタッタッ…
僕「村雨!みんな!大丈夫か!?」
村雨(大破)「提督…。はい、なんとか」
夕立(中破)「くやしいっぽい!今度は絶対負けないっぽい!!」
僕「はぁ良かった…はは、夕立その意気だぞ」ナデナデ
夕立「ぽいっ!」
村雨「ごめんなさい何度も、私のせいで…」
僕「いやいや、無事帰ってきてくれてなにより」
僕「とりあえず二人はすぐ入渠してくれ。五月雨、村雨と夕立に高速修復材の手配を」
五月雨(秘書艦)「はい!おまかせくださいっ!」ピュー!
僕「ちょっと作戦を考え直してみるから、みんなはしばらく身体を休めていてくれ」
艦娘たち「はいっ!」
村雨「……」
- 執務室 -
僕「ん~……」
僕「なるほど、その手があったか……」フムフム
トントントン(ノック音)
僕「はーい」
村雨「失礼しま~す」
僕「おぉ村雨、もう身体は大丈夫か?」
村雨「はい、しっかりと回復しました…」
僕「……の割に元気がないように見えるが?」
村雨「ちょっと自信無くしちゃって」アハハ…
村雨「こんな調子じゃ艦隊のみんなにも悪いから…今は村雨じゃなくて他の娘に代わってもらったほうがいいかなって……」
僕「……」
僕「ははは…」ニコッ
村雨「ちょ、何で笑うんですかぁ」
僕「ごめんごめん。落ち込んでる感じの村雨は珍しいなぁと思ってたらさ」
僕「普段の明るい村雨に、俺は何度も励まされてきたんだなぁと同時に気づいてな」
村雨「提督…」
僕「まっ、ともかく!確かに難関海域ではあるが、村雨を代える必要はまったくない!というか村雨じゃないとダメ!!」
村雨「はあ」
僕「改善点として村雨たちに載せてる装備に問題がある事に気づいた。悪いがそれに伴い訓練・演習もやっていくぞ」
僕「それでも結果が出なかったら提督である俺が悪いのさ。村雨が自分を責める必要はない」
村雨「そんなっ!提督は頑張って……くれて…」
僕「ふふっ…」
僕「変に気負いせず、いつも通りでいいんだよ。頼れる仲間たちもいるんだし」
村雨(キリッ)
村雨「はいっ!ごめんなさい提督! 村雨、今度は絶対負けません!」
僕「ああ、頼んだぞ村雨」ニッコリ
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1週間後に再出撃し……
(作戦成功!我が艦隊の大勝利です!!)
- 執務室 -
トントントン(ノック音)
僕「は~い」
村雨「失礼しまっす! 今お話大丈夫ですか?」
僕「おー!村雨! もう用は済んでるから問題ないぞ」
僕「帰投したみんなを迎えることが出来なくて申し訳ない」トコトコ
村雨「いえ…その提督にお礼を言いたくて」
僕「村雨えええ!!」ギュッ! 村雨「えっ?きゃっ!」(ハグ)
僕「本当によくやったぞ!村雨! 今回の作戦成功で艦隊運営の可能性もどんどん広がっていくはずなんだ!」ハグハグ
村雨「ちょ……ちょっと…提督…… ///」ググッ
僕「ハッ!ご、ごめん!!」スッ!
村雨「///」ポッ
僕「これはその…嬉しさのあまりつい、決して下心とかあったワケじゃなく!あのぉ……」
僕「村雨たちが期待に応えてくれてさ!そういうのって提督として、いっちばん嬉しい瞬間なんだ!」
僕「だからそのぉ、お、大目に見てくれませんか…ね?」
村雨「す…少しびっくりしただけ……だから」
僕「本当に申し訳ない……」
村雨「……」
僕「?」
村雨「頭…撫でて…… ///」
僕(か、可愛いいいいいいい!!!)
僕「もちろん!」スッ
僕「ありがとう、村雨」ナデナデ
村雨「はい♡」ニコッ